ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

ボウモア15年


ボウモア15年
15年熟成 43%
2023年3月購入
評価 ★★★★


●開栓時
香りはドライフルーツとプルーン、ほんの少し桃。味はなんか薄い。ピートの香りも控えめ。香りは悪くないのに。これは加水しすぎな印象。18年の方がピートを強く感じたぐらい。
飲んだ後の口に残る香りは良い。シェリー樽のレーズン風味。ほのかにだけど。
口に入れる前と飲み込んだ後は悪くないが、口に含んだ時の水っぽさはなんとかならんか。


●以下飲み終わるまで
開けたてより多少マシになったような気もするが、やはり薄い。というか水っぽい。香りはシェリー樽っぽい甘酸っぱさを感じるが、口に入れると薄ーい甘さとピートの刺激。不味くはないけど美味いとは言い難いねえ。

相変わらず味は薄いが、少し良くなってきたような気もする。香りは良いのになんでこんなにパンチがないの。

なんか少しよくなってきたような?相変わらず薄いけど、少し樽風味を感じる。美味いというレベルではないけど。

久しぶりの酒だからか、開けてからしばらく経ったからかはわからないが味が変わった気がする。ピートが強くなった。シェリー感は変わらずそれほどでもない。全体的に控えめなボトル(褒めてない)

悪くはないと思える程度にはなってきた。けどなあ。美味い!というレベルではないかなあ。昔の記憶が美化されているのだろうか。

残り1/4ぐらいになって少し本気を出してきたような気がするが、やはり薄い。ピートも樽も。不味くはないけど、今の市場価格で買うようなものではないなあ。

ちょっとシェリー樽の嫌な風味も感じるけど、概ね良好。ただし味は薄い。もうすぐ無くなりそうな所まできて若干マシになった気もする。

18年と比べると落差が激しいな。まずくはないけど。生の木っぽさが結構あって、シェリー樽が厳しいのかなあと思ってしまう。

空いた。まあまずくはないけどあまり気分が上がる味ではなかったかな。


ちょっと前に飲んだ18年がなかなかよかったので15年を買ってみた。しかし味、香りともに薄くて水っぽい。ピートもシェリー樽風味も弱く、今の価格で買うのはおすすめできない。不味くはない。

キングスバーンズドリームトゥドラム


キングスバーンズドリームトゥドラム
熟成年数表記なし 46%
2023年3月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
想像してたのと違う!梨と青リンゴ、少しバニラ。果物っぽい甘さがかなりある。若さはあまり感じない。時間が経ったらちょっとプルーンみたいな風味も出てきた。甘くてフルーティで飲みやすい。


●以下飲み終わるまで
フルーティで甘くてバニラ風味。バーボン樽の影響が強いと思ったが、むしろバーボンっぽいというか、新樽っぽい気もする。これがSTRなのかなあ。ブドウの香りはSTRというかワインなんだと思う。

バニラとリンゴと杏、ちょっとだけ黄桃。これは美味い。好き。他のボトルも飲んでみたい。

やさしいー!バニラと少しはちみつ、ほのかにメロン。そして甘い。これもなかなかだな。

この蒸溜所では一番スタンダードなボトル(のはず)だがかなり良い。フルーティな甘さ、少し酸味、あとクリームっぽさが少々あり、スイーツみたい。気に入った。

これ美味い。単にバーボン樽熟成の味じゃないなあ。これがSTRなんだろうな。リンゴや梨のフルーティさに少し渋味と甘酸っぱさ。熟成感よりフレッシュさ。

甘くてフルーティでバニラ。複雑ってほどではないが、バーボン樽熟成のわかりやすさにちょっとだけ甘酸っぱい風味のアクセントがあって良い。

これはよかったなあ。甘くてフルーティで、ちょっと葡萄っぽさがありつつバニラもいる。優しい味。

空いた。これはかなり良かった。フルーティで甘くて飲みやすい。シングルモルト初心者でも受け入れやすいんじゃないかな。他のボトルも買ってみよう。


珍しくローランドから、キングスバーンズ。ボトラーとして知られるウィームスが所有しているそうだ。色の薄さから若さを楽しむボトルだと予想していたが、思ったより樽が効いていてバランスの良い仕上がりだった。バーボン樽熟成の典型的な味に加えて甘酸っぱさを感じる。オススメ。

ベンロマック2012カスクストレングスバッチ1


ベンロマック2012カスクストレングスバッチ1
熟成年数表記なし(恐らく約10年)60.2%
2023年3月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
わずかにしょっぱさを感じつつ、フルーティさとシェリー樽の特徴を感じる。少しだけゴムっぽさがある。あとピート。10年よりピートが弱い気がする。
ちょっと加水したら酸味を感じるようになった。あと、意外と後味に収斂味がある。
ちなみにアルコールの刺激は全くなし。60%超えなのにね。
なんか、スプリングバンクの若いやつのようでもある。


●以下飲み終わるまで
度数は高いがアルコール感がなくて飲みやすい。シェリー樽をしっかり感じるけど、バーボン樽の原酒も入ってるよな?香りはオークと甘酸っぱさを感じる。口に含むとレーズンが強めだがちょっと生の木っぽさもある。ピートは10年より少し弱めかな。

突然味が変わった気がする。美味い。シェリー樽風味が強い。ちょっとだけ生の木っぽさもあるけど。

大変よろしくなってきた。開けたてのイヤーな生の木っぽさはなんだったんだ。ピートと杏やチェリーの甘酸っぱさ、少しチョコ。オークの香りもけっこうある。

やはり開けたてより美味くなっている。適度なピートとシェリー樽っぽい甘酸っぱさやちょっとチョコレート風味。あと少しフルーティさもあるんだけど、これがもう少し強かったら完璧だったかな。生の木っぽい香りはあまり感じなくなった。

開けて時間が経つにつれてすごく良くなってきた。酸味のある木の実やレーズン、チョコに煙系のピート。度数が高くてインパクトも強い。

これはなかなか良い。甘酸っぱいシェリー樽風味とピート。ちょっと生の木っぽさもあるが全体的に味が濃くて満足感がある。

もう少しで空く。最初は生の木っぽくていまいちかなと思ったけどだんだんよくなってきた。パンチが効いたシェリー樽風味とピートの共演。

空きそう。次がラストかな。今日はピートの刺激が強め。あとドライフルーツと少し生の木。

空いた。甘さは強く、やや酸味もあり、フルーティさもある。度数が高くてガツンとくる。のだが、やや生の木っぽさがあるのは若いからかなあ。なかなかよかった。


みんな大好きベンロマック。の、カスクストレングス。開けたては生の木風味が強くてハズレかと思ったが、飲み進めるうちに素直に美味いと言える感じになった。カスクストレングスなだけに味、香りともに濃く、それでいてアルコールの刺激は少ない。ピートは10年より弱め。

ミクターズアメリカンウイスキー


ミクターズアメリカンウイスキー
熟成年数表記なし 41.7%
2023年2月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りは少しの甘酸っぱさ、あと焦げた木。口に含むとナッツが強め、メイプルシロップが少し、あと思ったより甘い。香ばしさが際立つ。新樽じゃないけどそこそこ樽は効いている。濃厚メイプルシロップ!バター!みたいなのはいないけど。


●以下飲み終わるまで
開けたてより香りが強く感じられる。チェリー、黄桃、少しメイプルシロップ、あとやっぱりナッツ。収斂味が少しあったのが弱まった。全体的に同銘柄のバーボンよりマイルドで飲みやすい。これはこれでなかなかいいかも。

チェリーの甘酸っぱさと少しメイプルシロップとバニラ。マイルドで飲みやすく、嫌なところがない。こういうのは毎日飲みたくなるなあ。

これ、飲みやすくていいな。花粉症が酷くて鼻が詰まってるのがもったいない。メイプルシロップと少しラズベリー

かなり甘く感じるのは1杯目のベンロマックの後だからか。マイルドで飲みやすい。安心できる味。

なんだか今日はものすごく甘く感じる。メイプルシロップとバニラ、あと少しクリーム。口の中がスイーツを食べた後みたい。
めちゃくちゃうまいじゃん!
バナナとメロンもいる。普段は主張が激しいボトルが好きだけど、こういうのが飲みたい時もある。

うまい。マイルドで飲みやすい。バーボンではないが、まあバーボンの味だよ。 #TWLC

もうすぐ空きそう。飲みやすくてよかったな。甘さは強いのだが後味は甘酸っぱい。ピートが効いたカスクストレングスとか気合いを入れないと飲めないのだよ。

空いた。うまかった。あっさりめの飲みやすいバーボンという感じ。製法的にバーボンじゃないけど。メイプルシロップの甘さとバニラというわかりやすい味。クセがない。


ミクターズのバーボンではなくアメリカンウイスキー。バーボンを名乗るには新樽を使う必要があるが、このボトルは新樽じゃない樽で熟成されているらしい。そのせいか樽の効きはだいぶマイルドで、飲み疲れしない優しい味。なかなか良かった。

キルホーマンスモールバッチNo.2 for Japan


キルホーマンスモールバッチNo.2 for Japan
熟成年数表記なし 50.1%
2023年2月購入
評価 ★★★★★★


●開栓時
香りはレモンと少しハチミツ、あとリンゴジャムと塩素っぽさのあるピート。味はやっぱりリンゴジャム。結構甘い。バーボン樽のフルーティなリンゴとは少し違う気がするのはカルヴァドス樽の効果だろうか。あともちろん柑橘とピートも。
カルヴァドスって多分飲んだことがないのだが、かなり甘いものなのかな?蒸留酒なんだから糖分は(樽熟成由来のもの以外は)入っていないはずだよね。その樽でなんでこんなに甘くなるのか。
ちなみに色はめっちゃ薄い。マキヤーベイより薄いかも。
カルヴァドス樽のせいか、口に入れた瞬間の甘さが心地よい。


●以下飲み終わるまで
やはりフルーティで甘いリンゴと柑橘。ちょっと杉の板。あとピート。割とガッツリ甘い。これは結構好きかもしれない。

針葉樹の板とレモンとリンゴジャム。香りには強めにピートを感じるけど口に含むとさほどでもない不思議。非常に好みの味。

ピートとフルーティな香りと割とガッツリ甘さもある。あと柑橘と灰とちょっと杉の板。

夕飯の時に舌を火傷したせいでちょっとピリピリ感じるが相変わらず美味い。はっきりした甘さがありつつ、少し塩素や干物っぽさを含むピートももちろんいる。シェリー樽の原酒も入っているみたいだけど正直ほとんどわからん。バーボン樽主体にカルヴァドス樽のアクセント。

今日は煮干しのような干物のような風味が強い。香りはフルーティだし甘さもある。あとほんの少しだけクローブ的なスパイス感も。これはかなり当たりなのでは。

これは美味い。干物や杉板みたいな香りのピート、リンゴジャム、あとバーボン樽のフルーティさも。色はかなり薄いんだけど結構樽の風味があるんだよなあ。

だいぶ少なくなってきた。今日は干物っぽい。オークの香りも強い。口に含んだ時に少し白ワインのような風味を感じる。今までなかったなあ。まあうまい。

もう空きそう。これはなかなか良かった。いつものバーボン樽風味に加えて濃いめの甘さ。前回のボトルよりずっと美味い。

ラストショット多すぎ問題。キルホーマンが空いた。これはうまかった。カルヴァドス樽って飲むの初めてだったし、バーボン樽メインの構成にアクセントとしてぴったり。


キルホーマンのスモールバッチ。バーボン樽熟成のキルホーマンに期待する味+カルヴァドス樽のリンゴジャムっぽさ。とても良かった。キルホーマン好きならぜひ。
ちなみにNo.1はそれほど好みではなかったので同じ系統だったらどうしようかと思っていたが、いい意味で裏切られた。

インチマリン10年1st fillリムーザンオーク2011


インチマリン10年1st fillリムーザンオーク2011
熟成年数10年 64.2%
2023年1月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りは甘酸っぱい木の実と鉛筆。味も甘酸っぱいけどキャラメル感が強い。あと家具。度数高くてアルコールのキツさも若干ある。香りと飲み始めはバーボンかと思うぐらい樽のエキス風味。
少し加水したら花の香り。味も少し甘さが感じられる。でもストレートのパンチも悪くない。


●以下飲み終わるまで
オークとニス、杏と少しオレンジ、バニラ。最後に少し麦。後味は杏っぽい酸味とジンジンする刺激が残る。これは開けたてより美味くなった。
でもやっぱりバーボンみがある。

相変わらず樽風味。あと杏とオレンジと少しバナナ。後味に渋み。やっぱり甘さ控えめのバーボンっぽ味だな。いやもちろんモルトっぽい風味もあるんだけど。

今日は加水で。甘酸っぱさが強調される。ただし樽はやはり強いので賑やかな味。好きか嫌いかで言ったらかなり好き。

開けてから時間が経って落ち着いてきたような気がする。サクランボとキャラメル、少しオレンジと花、樽強め。度数高くてパワーがある。
後味に渋みも少しあって全体的にバーボンっぽさがある。樽が効いてる。

なんだか最近こればっかり飲んでしまう。樽が効いててパンチがあって、甘酸っぱいフルーツもいる。度数が高いからなかなか減らないし、この値段ならなかなか良いのでは。

今日はバニラ強め。メイプルシロップ、胡桃、甘酸っぱいベリー。度数の高さは正義!ガツンとくるぜ。

フルーティでかなり樽が効いてる。1st fill limousin oakってことは新樽ではないってことなのかな。それにしてはバーボンかと思うぐらい樽のエキスが出まくりだが。あと度数の高さは正義。

空いた。なかなかよかった。ただインチマリンっぽさはあんまりよくわからなかった。樽強めの度数高めで主張が激しい。こういうの好み。バーボンかよっていう。


ロッホローモンド蒸留所のノンピートの銘柄、インチマリンのカスクストレングス。10年とは思えないほど樽が効いており、バーボンのようでもある。これってもしかして新樽なのかな。インチマリンっぽさは感じにくかったが、これはこれで美味しかった。

グレンキース21年


グレンキース21年
21年熟成 43%
2022年12月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
リンゴとハチミツとオーク、あと氷砂糖みたいな甘さ。クセはないがちょっとマイルド過ぎるか?開けたてだからかな。
スペイサイド!って感じ。リンゴのフルーティさがはっきりある。あと意外と後味に収斂味。そこそこの熟成期間ながら樽はそんなに強くないかな。バーボン樽主体だと思うけど、リフィルなのかな。ちなみにグレンキースは初めて飲んだ。


●以下飲み終わるまで
香りはリンゴやナシの爽やか系にちょっとドライフルーツとバニラ。。味はリンゴとハチミツの甘さ、アーモンド、控えめに樽、あとちょっと穀物風味とやっぱりバニラ。まだ少しコロナ後の嗅覚障害が残っているかもしれないが、なかなか良い。

リンゴとバニラ。あと少しクリーム。あと少しマンゴーとメロンに近いところ。これはいいな!まったりした美味さ。

これは優しくていい。リンゴとバニラとバターのようなクリームのような乳製品。アップルパイかな。ピートはいないと思うが少し香ばしさを感じるのはなぜ?

リンゴと香ばしいパイ皮、少し甘酸っぱい果実、バニラ。グレングラントとかグレンカダムが好きな人はハマるかもなあ。

バニラとともに、むわっとする甘い香りがある。あとはやっぱりリンゴのフルーティさとちょっと香ばしさ。ドライフルーツも感じる。開けたてより香りが複雑になったような?

リンゴとハチミツ、ちょっと濡れた木、梨、少しだけバナナ、あとバニラ。これは美味い。美味いんだけどインパクトが薄いなあ。度数が低めだからか?

リンゴとバニラと香ばしさ。うまいなあ。優しい味。

なんか今日はプリン。カラメルソースと滑らかな甘さ。ちょっとバニラ。リンゴのようなフルーティさはどこいった?いやこれはこれでうまいけど。
これうまいな。ただこの値段が適当か?っていうと若干疑問。半額なら納得。

香ばしくてバニラが多めのカスタードパイ。少し黄桃。あと洋梨。残りが少なくなってきておいしくなった。

もう少しでなくなるところまで来て本気出してきた。バニラと黄桃、少しメロンと梨、あとカスタードクリーム。なぜ麦を蒸留して木の樽に詰めてこの味になるのか、という。

空いた。かなり良かった。フルーティでバニラもいて刺激は少なく飲みやすい。だけど、なんというか微妙にそそられないというか、好みをちょっとだけ外してる味。一般論で言ったらかなり美味い部類なのは間違いない。コスパを考えてはいけないが。


初めて飲んだグレンキース。オフィシャルで出るのもだいぶ珍しいみたいだ。味は21年の熟成を経ただけあって優しくて飲みやすい。リンゴのバーボン樽がメインなのかな。フルーティでバニラも強かった。美味いが度数的にパンチは弱い。なおコスパは…