ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

コンパスボックスshare,enjoy,celebrate!


コンパスボックスshare,enjoy,celebrate!
熟成年数表記なし 48.9%
2023年12月購入
評価 ★★★★★★


●開栓時
香りはちょっと塩素風味があるピート、レモンと香ばしさ。口に含むとやはりレモンと少しハチミツ、麦と煙と最後にちょっとだけ鉄。アードベッグ主体かな?特に最後の鉄っぽさから。
あと、バニラ風味といつものアレな香りも感じる気がするのでクライヌリッシュも入ってるんですかね。コンパスボックスなだけに。
答え合わせをしたところ大外れでした。グレンエルギンとアードモアとボウモアとカリラだそうです。裏のラベルに書いてあった。


●以下飲み終わるまで
バニラと煙とレモンの香り。口に含むとシロップ漬けのリンゴ、少しだけ塩素風味のピート。まあ美味しい。コンパスボックスにしては割とはっきりめの味じゃないかな。

これうまいな。フルーティさと甘さと嫌味がない樽の香り。ピートもちょうどいい。

うまい。バニラと樽とピート。色が薄い割には樽が効いてる気がする。なんかずっと飲んでいられる味。

これうまいわー。今日はリンゴみたいなフルーティさを強く感じる。樽の香りも上品。

安定のうまさ。そんなに熟成年数が長いとは思えないんだけど、引っ掛かりがないというかスムーズに飲める。フルーティで甘くてバニラもいて煙がいる。

これ美味い。フルーティで甘くて適度にピート。スムーズで嫌なところがない。度数もちょうどいい。

うまい。柑橘風味とフルーティさと樽と煙。ちょっと塩素も感じる。バランスがいい。当たりな気がする。

これはうまいわ。買って良かった。甘さとピートのバランスがいい。フルーティさもあるし。

半分以下になってまた良くなってきた気がする。オークとリンゴと少し柑橘、ハチミツ。少し塩素風味と灰。

フルーティで香ばしくて樽の風味もあってバランスが良い。これ、ピートがどうしてもダメっていう人以外にはみんなにオススメできる。まあまあいい値段だけど。

これやっぱりいいな。ピートが効きつつ甘さもある。なんというか全体的にバランスがいいというか。

アイラピート、あと色が薄いけどそれなりに樽風味。フルーティさもあってこれはとても良い。

やっぱりうまい。もう少しでなくなるのが残念。もう一本買っておけば良かったかも。ピートと甘さ。見た目より樽が効いてる気がする。

空いた。これはなかなか良かったな。コンパスボックスのボトルはバランス重視の印象があるけど、このボトルは比較的分かりやすい味だった。アイラピートとフルーティさとちょっとスパイス、樽。


コンパスボックスのアイラピートが効いた一本。スリーリバーズの20周年記念ボトルだそうで。ピートとフルーティさが素晴らしい。若いのとそこそこの熟成年数のものが入ってそうな味。(ただし上記レビュー本文を見ればわかる通りテイスティングのスキルは低いのであまり信じてはいけない)
とても好みの味だったので同じ方向性のボトルがあるならまた買いたい。客観的な評価としてもレベルが高いと思う。

コーヴァルオーツマスターディスティラーコレクション


コーヴァルオーツマスターディスティラーコレクション
熟成年数表記なし 55%
2023年11月購入
評価 ★★


●開栓時
コーヴァルオーツマスターディスティラーズコレクションを開けてみた。香りはバーボンっぽい中にプラスチックのようなハーブのような独特の香り。あとかなり甘い。度数は高めだがアルコール感はあまりない。誤解を恐れずに言えばラムっぽい。
どうでもいいけど栓がものすごく固い。


●以下飲み終わるまで
やはりちょっとラムっぽい。植物っぽさと甘さ、ちょっと香ばしさ。後味は割とドライというか刺激が残る。

やはりラムっぽい。甘くてちょっと植物っぽい香り。まあ不味いとは言わないが、個人的にアメリカンウイスキーに求める味とはちょっと違うなあ。

なんだかやっぱりラムみたいな植物っぽい香りがある。それ以外はバーボンっぽい樽の香りと後味の渋味、あとは甘味もそこそこある。この独特の植物っぽさがオーツ由来なのかな。

草っぽい香りが落ち着いてきて少し飲みやすくなった。溶けたプラスチックの香りと黒糖の甘さ、後味はちょっと渋味がある。飲めなくはないが、美味いかというと微妙。

空いた。期待していた味とはだいぶ方向性が違った。植物っぽさや溶けたプラスチックのような香りが中心で、甘さはそこそこ。ミレットは好きなんだけどなあ。度数の高さを感じさせないのはいいところだと思う。


コーヴァルの度数高めのシリーズからオーツ。通常版は飲んだことがないので(そもそも日本に入ってきているのかな?)比較はできないが、度数高めで味、香りともに濃い。
飲んだ印象はなんだかラムっぽい甘さと植物っぽさ。人によってはハマるのかもしれないが、あんまり好みの味ではなかった。なので飲んでいる途中のコメントも少なめ。

ゴールドフィンチ パロマ カリラ11年


ゴールドフィンチ パロマ カリラ11年
11年熟成 53.8%
2023年11月購入
評価 ★★★★


●開栓時
香りは煙と鰹節、イチジク、口に含むと焼けたゴムと煙。後味がぬるっとする。ゴム臭苦手なんだけどどうしよう。
ゴム臭は和らいできた。少し様子見かな。


●以下飲み終わるまで
開けたてのゴム臭は消え、まあ普通のシェリー風味のカリラ。若干生の木の匂い。度数の高さをあまり感じないので悪くはない。ここから本気を出してきてくれないならガッカリするやつ。
なんかいい感じになってきた。渋みのある葡萄とミントのようなスーッとする香り。

開けたてはゴム臭かったがかなり良くなってきた。煙と灰と酸味、ほんの少しベリーっぽい甘さ。度数の高さを意識しないで飲める。やっぱり飲んだあと口の中にぬるっとした感触が残る。

これなかなかいいな。甘味のコクがあるカリラ。ちょっとクリーミーな感じもある。ただ生の木っぽい風味も少しある。

シェリー系なんだけどブドウとかより甘めの柑橘っぽい。これはカリラ自体のキャラクターだろうな。結構好きな味になってきた。酸味と苦味も結構ある。

なんとなくこなれてきた感じがあり安心して飲める。開けた時ゴム臭があって本当にどうしようかと思ったんだが。度数は高めだが、アルコールよりもピートの刺激を感じる。

なんか残り半分を切って本気を出してきた気がする。生の木っぽさが弱まってベリーっぽい甘さと少しクリーミーさを感じる。当然それなりにピートもいる。

さっきのコンパスボックスと比べると粗さが目立つなあ。樽が良くないのか、熟成が足りないのか。コンパスボックスの方も熟成年数はそれほど長くなさそうな気がするんだけど。

空いた。悪くはなかったが刺激が強め。シェリー樽っぽい甘酸っぱさはあるがコクというかまろやかさがないのと、ちょっと生の木風味もある。強いピートと高い度数で勢いがあるのでそういうのが好きならいいかもしれない。


不勉強であまり聞いたことがなかったゴールドフィンチのカリラ。樽が売りなんだと思うけどそんなにいい樽なのか?と疑問が残るクオリティ。生の木っぽい。まあ悪くはない。度数高めで熟成が長くないシェリーなカリラ、以上。という感じ。価格がもうちょっと安ければ買っても後悔はないかなと思える味だった。

オクトモア10.1


オクトモア10.1
5年熟成 59.8%
2021年4月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りは苦めのグレープフルーツ、乾いた木。味はオレンジっぽい強い甘さ、ピートの刺激、煙と灰。後味はピートの刺激とべったりした甘さが続く。鼻から息を吐くと煙とベーコン。度数は高いがアルコールの刺激は感じない。


●以下飲み終わるまで
香りは香ばしさと柑橘、ちょっとだけ生の木と煙。口に含むと蜜のような強めの甘さ、柑橘の酸味とピートの煙、あと苦味も。度数59.8%でフェノール107ppmってことなんだけど、割と飲みやすいしピートだけで押してくる感じでもない。

うまい。爽やかな甘さとベーコンのようなスモーク。意外と優しい。

今日はかなりベーコン。ベーコンにグレープフルーツを絞ったやつ。その後でシロップ漬けのオークチップみたいな。度数が高いせいもあってパワフル。

香ばしい麦のスナック、少し生の木、ミント、口に含むとシロップの甘さ、やはり香ばしさとグレープフルーツ、舌にまとわりつくような感触。開ける前に想像していたよりピートが主張しない。いやもちろんピートは強いんだけどアードベッグあたりと同レベルの印象。

少量の加水で甘さとグレープフルーツ感が強く感じられるようになった。うまい。

グレープフルーツと煙、生の木。リンゴのような甘さもある。香ばしいナッツも感じる。後味は少しの粉っぽさとグレープフルーツ、あと灰。

これうまいなあ。グレープフルーツとシロップの甘さ、焦げたベーコン、少し生の木、後味はピートの刺激。

いつもの柑橘とベーコンに加え、杉のようなヒノキのような香りが少し感じられる。甘さもあっておいしい。

シロップ漬けのグレープフルーツをベーコンに乗せたような感じ。あと木と麦。ちょっと注ぎ過ぎた。
後味は灰。

リンゴやナシ、ミカン、オークとちょっとだけクリーム?後味は灰と煙、焦げた肉。クリームは初めて感じた。甘さも強い。
少し加水すると甘さは弱くなるがピートが強めに感じられる。これはこれで良い。

空いた。レモン、グレープフルーツ、麦、クリーム、生の木、灰と煙。とてもよかった。


もう2年以上前に飲んだボトル。レビューを載せていないことに気付いたので掲載。
フェノール100ppmオーバーのピートだが、意外とピートだけの味でもない。熟成年数も若くて度数も高めなのに思ったよりマイルドでフルーティさと甘さもありなかなか良かった。最新のボトルも買ってみたいところ。

今年もゆったりめのペースで更新していきますのでよろしくお願いします。

ギャリソンブラザーズシングルバレル


ギャリソンブラザーズシングルバレル
恐らく4年熟成 47%
2023年9月購入
評価 ★★★


●開栓時
思ったよりかなりマイルド。香りは香ばしい穀物、溶剤、少し花。味は控えめな甘さ、メイプルシロップ、シリアル、ナッツも少し。思ったよりおとなしいがなかなか美味しい。


●以下飲み終わるまで
ニス、少しプラム、樽とカスタードクリーム、メイプルシロップ。なんか昨日よりとっ散らかったというか色々な要素が感じられる。なかなか良い。
唐突に鉛筆の匂い。

今日は割と普通の味。梔子のような花、メイプルシロップ、少しだけベリーっぽい甘酸っぱさ、香ばしいナッツ、ちょっと鉛筆。

鉛筆の削り屑、杏、木。甘さはあって飲みやすいと言えば飲みやすいが、どうもチグハグと言うかまとまりがない。2018年リリース(ボトリングもおそらくこの年だろう)だから最新のボトルとは味が違うかもしれない。

バランスが悪くてイマイチ。それなりのお値段だったんだけどなあ。

開けてからしばらくはまとまりがなく、あまりよくない樽の風味もあって微妙だった。が、ここにきて少し良くなった。甘酸っぱいフルーツの香り。ただしこの味なら値段は1/3が妥当かな。

なくなりそう。正直なところ期待外れだった。まとまりがなさすぎる。あと樽の香りが良くないような。この値段なら他にもっといいウイスキーがたくさんある。不味くはないけどね。ただこのボトルは2014年蒸留なので最近のものはまた違うのかな?

空いた。不味くはないがそれほど美味しいわけでもない。値段を考えるとだいぶ厳しかった。前に飲んだブレットに少し雰囲気は似ているような気がする。あれより樽の渋みがあるけど。


新興のマイクロディスティラリー。割と評判が良さそうだったので買ってみたが、どうにもバランスが悪いというかとっ散らかった味と香り。美味いかどうかでいうとそれほど美味くはない。樽の風味の嫌なところが強く出ているのに、好ましい風味はおとなしめ。どっちも強くてガツンとくるならそういうものかと楽しめたと思う。

ラガヴーリン10年


ラガヴーリン10年
10年熟成 43%
2023年9月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りに何故かマスカットを感じる。あと出汁っぽいピート。味はシロップのような甘さとリンゴ、煙、あと収斂味。うまい。バーボン樽っぽいけどそれだけでこの甘さにはならんだろ、と思ったらrejuvenated caskというのを使っているらしい。STRみたいなものかね。
8年と同系統の味かと思ったら全然違う。大変よろしい。


●以下飲み終わるまで
開けたてと印象は変わらない。シロップのようなはっきりした甘さと出汁風味漂うピート。あとリンゴ。何かに似てると思ったらキルホーマンのJapan small batch No.2だ。あっちの方が軽いし出汁風味はないけど。ピートもあっちの方が刺さる感じだった。

これはうまいかもしれない。若さもあるんだけど、けっこう樽が効いてる。ラガヴーリンっぽい出汁風味とピートに強めの甘さがある。

なんだか柑橘と胡椒の香り。昨日までと感じ方が違う。味はあまり変わった感じはせず甘さとリンゴ。後味はピートの刺激とすーっとする感じ。

甘味とピートのバランスが良好。若さはそれほど感じない。熟成年数の割に樽が効いているのはrejuvenated caskというやつの効果だろうか。

今日は激甘に感じる。あとミントのようなすーっとする感じも。あとはやはりリンゴた出汁風味とピート。これはもっと人気が出てもいいのでは。

これうまいなあ。少し若さもあるけど樽のパワーで目立たない。はっきりした甘さと出汁感のあるピート。うまい。

甘くて煙くてなかなか良い。リンゴと出汁とちょっと梨。シロップのような強めの甘さ。8年よりこっちの方が断然オススメ。16年は最近飲んでないけどどうなんだろう。

ピートの刺激もあるがかなり甘い。樽の影響なんだろうなあ。リンゴとか梨の甘さ、あとちょっと出汁とピート。ちょっと変化球のラガヴーリン。好きな方向性。

空いた。甘さとフルーティさと出汁と煙、みたいな。8年とはだいぶ方向性が違った。とても良い。結構樽が効いているのが驚きだった。


免税店向けらしいラガヴーリン。出汁っぽさを感じるピートはラガヴーリンっぽい。加えてかなり強めの甘さがある。rejuvenated caskなるものが影響していると思われる。味はオススメできる。値段についてもお買い得とまでは言わないが、値上がり著しい昨今のウイスキー市場では許せる範囲内。

アベラワー16年


アベラワー16年
16年熟成 40%
2023年5月購入
評価 ★★★


●開栓時
ちょっと舌を火傷しているのでピリピリするが、優しい味だ。方向性は12年と同じでマイルドになった感じ。ただ開けたてだからかちょっと香りが弱いかなあ。シェリー樽っぽさは少しある。


●以下飲み終わるまで
シェリー樽とバーボン樽っぽい風味の両方を感じるんだけど、どうにも薄い。40%だとこうなっちゃうよなあ。飲みやすいという言い方もできるんだけど。

シェリー樽っぽい甘酸っぱさとフルーティさの両方がある。なかなか。でも少しアルコールの刺激があるような?

ハチミツと花の香り。少し香ばしさもある。味も同じような感じ。16年という熟成期間の割にはアルコールの刺激もある。フルーティさとオーク風味のバランスというのはどこで感じればいいのだ。

杏、葡萄、アーモンド、ハチミツ。もう少し華やかさがあるとよかった。16年も樽の中にいた割には熟成感があんまりない気がする。

ナッツ風味と甘酸っぱさ。ちょっとピリピリと刺激がある。もう少しパンチが効いててほしい。

正直なところあんまり好みじゃないかな。

なんか微妙。不味くはないけど好きかどうかと言えば好きじゃない。甘酸っぱさがあるんだけど、ちょっと苦手な香りがある。もしかしてほんのりピートがいる?気のせい?

ラストショット多すぎ問題を回避しようとしたら逆に少なすぎた。最初から最後まであまり好みではなかった。もっとわかりやすい、はっきりとした味が好き。


樽の使い方としては個人的な好みにヒットしそうな仕様ではあったのだが、いまいち刺さらなかった。度数が低いせいかパンチがなく、それでいて16年熟成に期待する熟成感は乏しい気がする。不味くはない。が、好んで飲もうという気にはならない。度数が+10%ぐらいだったら違ったかも。