ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

ベンロマック オーガニック


ベンロマック オーガニック2012-2021
(おそらく)9年熟成 46%
2022年8月購入
評価 ★★★★


●開栓時
とにかく樽の香り。あと生の木も。口に含むと蜂蜜の甘さとオーク、あと激しくバニラ。あと少しピート?全体的に主張が激しいな!甘いし樽効いてるしバニラも強い。ピートも感じるような気がするが、いつもの煙っぽさではないので勘違いかも。
柑橘っぽさが出てきたのでやはり少しピートがいるのかも。これ、期待してたのとは違う感じだけど面白いなあ。
なんだかんだでベンロマックOB4本目だが、今までで一番異質だ。


●以下飲み終わるまで
バニラとメイプルシロップ、あと麦の穂。ピリッと刺激があるのはピートなのかな?その割にはいつもの煙臭さがない。新樽で9年熟成した割には刺激があるんだよね。

バーボンっぽい風味があり悪くないけどなんだかちょっと若さを感じるような。9年新樽で寝てたんだよな?っていう。オフィシャル10年の方がずっといい。
ベンロマック10年、本当にいいんだよな。初めて飲む人にスコッチらしいボトルを薦めるなら以前はタリスカー10年かスプリングバンク10年だったけど、今はベンロマックを推す。

ロックにしてみた。バーボンっぽい風味があるので悪くはない。が、ちょっと没個性的か?

新樽っぽい。黄桃と木の香り。口に含むとメイプルシロップと樽とバニラ、あとやっぱり少し黄桃。あれだ、ピート強いやつの後に飲むとフルーティさが強調される現象だ。本当は少し若さを感じるけどひとつ前に飲んだスカラバスのピートに騙されてる。

甘さとフルーティさがあって悪くないんだけど、ちょっと若さというか刺激がある。10年と同じくらいピートが効いていた方がよかったかも。

バニラとメイプルシロップ、あとほんのちょっとピート?フルーティさもあるが、バーボンとは違うクセのようなものがある。これが大麦の風味なんだよな。わかりやすい。
やっぱりちょっと桃がいる気がする。

バニラとメイプルシロップ、あとリンゴや梨のフルーティさ。少し桃も感じる。缶詰の黄桃みたいな。開けたてより良くなった気がする。
なんかすごくリンゴ。リンゴって樽の風味が影響していると思っていたけど、たぶんスピリッツに元々入っている成分由来なんだな。モルトの新樽熟成で感じられるこの香りがバーボンからはあまり感じられない。

樽が強め。オークとメイプルシロップ。あと少し植物っぽさというかなんというか。少し柑橘の皮。

新樽っぽい味がする。あと少し桃。悪くはないんだけどちょっと若さを感じる。オフィシャル10年と比べても熟成年数はほとんど変わらないはずなんだが、あっちの方がまとまりを感じる。あっちはピートがしっかり効いてるからかな。ピートって粗さを目立たなくする作用があるよね。

空いた。フルーティさと樽とバニラ。あと桃っぽさもあった。ただ少し若さも感じる。ピートはあまり感じられない。ベンロマックのオフィシャルとしては変わり種だったと思う。新樽だからかね。


ベンロマックのオフィシャル。オーガニックだから、という味の要素はわからなかった。主に新樽風味が主張する。ピートはかなり控えめというかほとんどわからない程度だったので、10年や15年の味を期待するとコレジャナイ感が強いかも。個人的にはこの味ならベンロマックじゃなくてもいいかな、と思ったので★4つ。