ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

ベンリアック ザ・トゥエルブ


ベンリアック ザ・トゥエルブ
12年熟成 46%
2022年7月購入
評価 ★★★★


●開栓時
ラインナップが新しくなってからは10年に続き2本目。香りは…なんだろこれ、葡萄より甘いフルーツ。味は甘い!あとレーズン!少しクリーミーさもある。後味に酸味。これ、凄くいいかもしれない。ライチみたいな香りも感じる。
ああ、これ、香りはプルーンだ!


●以下飲み終わるまで
香りはプルーンと少し生の木。味はレーズンと少し黒蜜、あとオーク。後味は甘味とともにプルーンと湿った木のような香りが残る。かなり好き。プルーンの香りと強めの甘さがポート樽の効果なだろうか。

シングルカスクより複数タイプの樽のヴァッティングの方が好き。いやシングルカスクも当たり引くとすごいのは知ってるんだけど、家飲み用にボトルを買うにはバクチ要素が強すぎて。

なかなか良い。ちょっと若さを感じないではないが、バーボン樽とシェリー樽の両方を感じる。ポート樽はよくわからんが、このこもったような香りなんだろうか。

バーボン樽とシェリー樽の合わせ技+ポート樽。ラガヴーリンと比べると軽めというか樽主体の味だしちょっと若い感じもあるが、方向性は好き。

オフィシャルのいいところは多くの樽のヴァッティングができるところだと思う。このボトルみたいに複数種類の樽使いもできる。プルーン風味が強い。バーボン樽とシェリー樽+αという感じ。あと少し若さを感じるような気もする。

空いた。複数の樽タイプのヴァッティングということで色々な風味があって楽しめた。概ね良かったが、ちょっと若さも感じられた。あとたまにだけど個人的に苦手な草っぽい香りが一瞬吹き抜けるのはなんなんだぜ。


ベンリアックのオフィシャルより、新しくなった12年。少し若さを感じつつも、複数の樽由来と思われるいろいろな風味が楽しめた。悪くはないけどもう少しインパクトが欲しかったかなあ。