ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

グレンギリー12年


グレンギリー12年
12年熟成 48%
2022年5月購入
評価 ★★★


●開栓時
甘酸っぱい香りの中に少し生の木。口に含むとやはり甘酸っぱさが先行。レーズン、ちょっと酸っぱいイチゴ、あとオーク。若めのシェリー樽熟成原酒とバーボン樽熟成原酒のヴァッティングかな。甘味より酸味。ちなみにグレンギリーのオフィシャルって初めて買った。


●以下飲み終わるまで
ラムの後だとすっごく酸っぱい!それはさておき、アルコールの刺激はなく、シェリー感もあってオフィシャルのエントリークラスとしてはいい方だと思う。

ちょっと草っぽい香り。若いから?あとはシェリー樽っぽい少し酸っぱいレーズンみたいな。でも酸っぱすぎないかこれ。

度数はちょっと高めの48%で、結構ガツンとくる。シェリー感のある酸味主体の味だが、オークの香りも隠れている。香りはなかなかいいんだけど味はちょっと酸っぱすぎるな。酸っぱいのかなり苦手なもので。

開けたてが酸っぱ過ぎてしばらく放置してた。酸味は少し弱まったが、なんというか、草っぽい香りが少しある。もっと甘い感じだった記憶があるのだが。樽はあんまり効いてない。

ポートアスケイグ16年と比べるとちょっと荒さを感じる。でもシェリー樽の風味はあるし、奥の方にクリーミーさみたいなものも感じ取れる…んだけどやっぱり酸っぱい。

空きそう。開けてからしばらくは酸っぱくてどうしようもなかったが、ここにきて少し良くなった。甘酸っぱさと少しクリーミーさ、あとオークと少し草。若さを思わせる刺激も感じる。

最後の一杯はほんの少しだった。まあ値段から予想されるレベルは超えていない印象。


グレンギリーのオフィシャルエントリークラス。サントリーの扱いが終了したからなのか、昔より少し値上がりしている。シェリー感はちゃんとあって一般的な評価としては悪くないと思うのだが、上がってしまった値段を考えると微妙かな。あと個人的に苦手な酸味が強くてイマイチ気分が上がらなかった。