ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

グレンスコシア18年

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グレンスコシア18年
18年熟成 46%
2021年12月購入
評価 ★★★★


●開栓時
香りはオークとミント、ピートと少し柑橘。口に含むと柑橘の爽やかさとフルーティな甘さ、バニラの香りとはっきりしたピート。後味はオークの香りとしょっぱさ。結構しょっぱく感じる。25年とは少し毛色が違うがこれもなかなか良い。
ちなみにダブルカスクともまた違う。あれは樽がとても効いていた。というか樽主体の味だった。


●以下飲み終わるまで
やや草っぽさがあるピートが少し苦手ではあるのだが、それ以上にフルーティさと樽の風味が心地よい。後味はやっぱりしょっぱい。スプリングバンクとかオールドプルトニーでも感じるアレ。成分的にはナトリウムイオンなのか塩化物イオンなのか。

なんかちょっと草っぽい風味がある。苦手な香りだがそれほど強くはないのでなんとか。相変わらず後味はしょっぱい。

植物っぽいクセがあったのが少し抜けてきて、しょっぱさと割と強めのオーク。植物感に気を取られてたけど、けっこう樽が効いてる。ちょっとだけヨーグルトみたいな風味も。スプリングバンク、キルケランと比べてみるとキャンベルタウンの共通点ってなに?ってなる。

オークとバニラ、少し草っぽさとピート。いつも思うけどなんでしょっぱいのか。ピート由来?塩味を感じさせる物質は何?

なんか美味くなってきたかも。オークとフルーティさと少し甘さ、ほんの少し草っぽさと甘酸っぱさ。草っぽさがなければかなり好きだった、かも。

残り少なくなって樽を強めに感じるようになってきた。やはりちょっとだけ植物っぽさがあって気になる。ピート由来なんだと思うんだけど。これならダブルカスクの方が好きだな。

空いた。うーん、悪くはないけど期待していたほどではなかったな。フルーティさとピートの風味が微妙に合わない。もっと渾然一体となっているか、どちらかに振り切っていたらよかったと思う。


数少ないキャンベルタウンの蒸留所、グレンスコシアのボトル。同蒸留所のダブルカスクが好みだったので買ってみたが、予想とは違う方向性の味だった。ただどちらかと言うと18年の方が蒸留所のスタイルを体現しているのかなとも思う。ダブルカスクはピートをほとんど感じなかったし。この系統の味ならスプリングバンクを買った方が幸せになれる人は多いと思う。