ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

スターワード ノヴァ

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スターワード ノヴァ
熟成年数表記なし 41%
2020年12月購入
評価 ★★★★


●開栓時
オーストラリアのウイスキーははじめてだ。(と書いたが後で思い出してみるとヘリヤーズロードは飲んだことがあった。)赤ワイン樽で熟成しているそうで。香りはブドウ、ほんのりオーク、少しオレンジ。味も同じくブドウとオレンジ。甘酸っぱい香りだが味は香りから想像するより甘い。グレンリベット15年を爽やかにしたような印象。
後味が完全に赤ワインー!


●以下飲み終わるまで
香りは甘酸っぱいブドウやベリー、オーク。味は思いっきりブドウ。軽めでフルーティさがある赤ワインっぽい。後味はやはり渋味が強い。

今日は甘酸っぱさよりも草っぽさを感じる。若い感じ。草というか針葉樹みたいな?ちょっと好みではない香り。少し加水してみたがよりこの香りが強調される感じ。
香りだけならハチミツやオークも感じられて良いんだけど、口に含むと草。枯れかけの草。甘酸っぱさはどこに行ったのか。

香りは草と少しアルコール感、オークと甘酸っぱさ。口に含むと甘酸っぱさとアルコールの刺激、ブドウの皮。後味に渋味。これは赤ワイン樽の影響か。あと全体的に少し若い。オーストラリアのウイスキーはあまり飲んだことがないが、他のはどうなんだろう。

赤ワイン樽での熟成だそうだが、なるほどという味。ただもう少し熟成感が欲しいかな。個人的な好みからすると複雑さが足りない。

空いた。他に似ているものが思い浮かばない個性的なウイスキーだった。スピリッツの個性というよりは赤ワインでの熟成の特徴のような気もする。ただしちょっと若さを感じたのが気になったかな。


スコッチやアメリカンに比べると目にする機会が少ないオーストラリアのウイスキー。原料、製法ともにスコッチと似ていると思われるが、味の印象はだいぶ異なる。赤ワインが混ざっているかと思うようなブドウの甘酸っぱい香りと後味に残る渋味。よく味わえばオレンジや草っぽさ、オークの香りも。
熟成年数はかなり短いと思われるが、熟成環境のおかげなのか若さはちょっと気になる程度。ただ個人的な好みとしてはもう少し熟成感と複雑さが欲しいなと感じたので★4つ。熟成年数が長いものが手に入れば飲んでみたい。