ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

キルホーマン ジャパンスモールバッチNo.1

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キルホーマン ジャパンスモールバッチNo.1
年数表記なし 48.1%
2020年6月購入
評価★★★★


●開栓時
香りはグレープフルーツ、塩素、ほんの少しサクランボ?口に含むとやはりグレープフルーツ、焦げたようなピート、シロップの甘さ、生の木。後味はしょっぱい!思ってたよりだいぶ飲みやすい。
あんまりマディラっぽさは感じない。開けたてだからかな。マディラ樽の風味ってわからんけど、多分シェリーに近いんでしょ?
突然甘酸っぱい風味がきた!これがマディラか?シェリーと違う!
なかなかいい。いままでマキヤーベイしか飲んだことなかったけど、これはマキヤーベイより少しだけ樽が効いてる。
色もマキヤーベイよりだいぶ濃い。まあマキヤーベイがかなり薄いだけなんだけど。


●以下飲み終わるまで
飲みやすいキルホーマン。若さはあまり感じない。蜜の甘さと乾いた木、ピートスモーク。
加水してみたら麦と塩!飲みやすくなったけど香りが開く感じはあまりないなあ。

香りは柑橘、煙と灰、ちょっとだけ塩素。口に含むと柑橘、特にグレープフルーツの甘さと少し苦味。ちょっと甘酸っぱいブドウやらサクランボ。後味はピートの煙とほんの少し塩焼きの魚。
たぶんこの梅干しっぽくもある甘酸っぱさがマディラ樽由来なんだろう。マディラ飲んだことないからわからんけど。
けっこういいかもしれない。ピートは強いけど、飲み疲れない複雑さと優しさがある。

香りはグレープフルーツ、麦、ちょっと干物、ほんのりオーク。口に含むとやはり麦とグレープフルーツ、ちょっと塩素、あとほんのりサクランボの甘酸っぱさと樽由来の渋さ。

今日もストレートで。香りは生の木と麦と、柑橘。口に含むとグレープフルーツとシロップ、ちょっとだけ甘酸っぱさ、あと灰と煙。後味は煙臭いピート。

香りは麦と灰と少し柑橘。口に含むと灰としょっぱさが強い。後味は煙。今日はあまりフルーティさを感じないなーと思っていたが、もう一口飲むとサクランボやイチゴっぽい甘酸っぱさ。
キルホーマンは他にマキヤーベイしか飲んだことがないけど、あれよりだいぶマイルド。甘酸っぱさは隠し味程度で、マキヤーベイと同様にピートと柑橘っぽさが主体。
マキヤーベイが46%で今回のが48.1%なのだが、マキヤーベイの方がパンチがあった。ピートもマキヤーベイの方が強く感じたなあ。もっと度数が高いやつも飲んでみたい。

うまいんだけどちょっと単調かなあ。ピートと麦が香って一口目はいい感じなんだけどなあ。もっとマディラ樽の感じがガツンときてくれると良かったかも。個人的にはマキヤーベイの方が好み。

空いた。美味しかったけど、もう少し複雑さがあるとよかったかな。せっかくマディラ樽熟成の原酒がブレンドされているんだけど隠し味程度だった。マキヤーベイのようにもっと主張が強めでわかりやすい方が好み。


ピート強めのアイラモルト、キルホーマンの日本向けスモールバッチ。バーボン樽熟成が主体だがマディラ樽熟成の原酒もブレンドしてあるそうだ。同じ蒸留所のマキヤーベイと比較すると、煙臭い強めのピートと柑橘系の香りや麦の風味は共通する一方、ほんの少し樽の影響が強くなり、全体的よりマイルドになった印象。ただ恐らく熟成年数はそんなに長くないのではないかと思う。マディラ樽の要素はアクセント程度。
普通に美味しいんだけど、マキヤーベイがとても好みだった上に価格もマキヤーベイより少し高い。個人的にはリピートはなさそうかな。