レッドブレスト12年
12年熟成 40%
2020年2月購入
評価 ★★★★★
●開栓時
香りは蜂蜜と生の木。口に含むとフルーティなオークとシロップの甘味。思ったより樽が強く、バーボンっぽい。アルコール感はほぼなし。アイリッシュらしいあの独特のフルーティさはあまり感じない。
ナッツっぽい香りもあるな。あと飲んだあと鼻から息を吐くとフルーティな香り。樽が強いとは言っても当たり前だが21年ほどではない。あれはけっこう苦味というか渋味があった。
同じ蒸留所のシングルポットスチルでもグリーンスポットとはだいぶ違うな。あっちはもう少しさっぱりというか爽やかだった。
というか12年でこんなに樽が強く出るものなのか。まあグレンドロナックとかグレングラントあたりも12年でも樽の影響がかなり強かったな。そんなもんか。
ちょっとアイリッシュっぽい甘い香りがきたかも。バーボンだと甘酸っぱいベリーの香りがするところ、アイリッシュだと形容しがたい謎のフルーティさがある。
なんだかメイプルシロップっぽくもある。やっぱりバーボンに通じるものがある。どんどんアイリッシュなフルーティさが強くなってきた。
●以下飲み終わるまで
メイプルシロップ、ちょっとピリッとスパイシー、フルーティなオーク。うまい。たぶんしっかり焦がした樽を使っているんだろう。
香りはバタークッキーとメイプルシロップ、味は蜜の甘さとオーク。飲み込んだあとはやはりメイプルシロップの香り。これ、かなりうまいぞ。21年の方が香りはずっとよかったけど、味のバランスは12年も負けてないかも。
ハイボールにしてみた。甘さと樽の香りが強調されてかなりよい。後味はけっこうビターな感じになる。でもやっぱりバーボンみたいだなあ。
クリーミーな感じが出てきた。謎のフルーティさとオークの香りは相変わらず強い。これはうまい。
ちょっとだけ甘酸っぱいフルーツの香りもある。これ、15年も買おう。
フルーティな香りとシロップの甘さ、あとは焦げたオーク。少しだけ甘酸っぱい香りもあり、オークの香りと相まってバーボンっぽい。
バターというかクリームみたいな感じがある。あといつものアイリッシュ的フルーティさ。少し甘酸っぱい香りもある。
アイリッシュ的なフルーティさとオーク、あとブドウかな。開けたてほど樽の強さは感じない。でもおいしい。
最後の一杯。相変わらず甘さとフルーティさが強く、オークの香りとクリーミーさもある。最後までおいしかった。開けたてはバーボンっぽさがあると感じたが、いまはそれほど感じない。
アイリッシュのシングルポットスチルウイスキーの代表的な銘柄であるレッドブレスト。以前バーで飲んだ21年は樽がかなり強く渋味が若干気になったが、12年だとそこまでの強さはない。むしろバランスはこちらの方がいいかも?(とは言ってもだいぶ樽は強め)
15年も買ってみたくなるおいしさだった。オススメ。