ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

コンパスボックス フレイミングハート5th

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コンパスボックス フレイミングハート5th
年数表記なし 48.9%
2019年10月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りはグレープフルーツ、蜜、オーク。このあたりはカリラ。あと他に表現しがたい香りがする。これがクライヌリッシュ成分か?味もグレープフルーツと蜜。後味にピート。アイラはアイラなんだがとても穏やか。あと思ったよりだいぶ甘い。
味と香りを表現する語彙が足りなくて悲しくなるな。すごくいろいろな香りの要素がある。いままでにこんなウイスキーは飲んだことがない。ブレンデッドモルトだからこそなのかな?
塩素感もあるな!あと薄味のベーコン。カリラだな!あと最初はあまり主張しなかった樽がけっこう感じられるようになってきた。


●以下飲み終わるまで
香りはレモンやグレープフルーツ、オークとピート、ほんの少しバニラと梅干し。梅干し!?口に含むとハチミツの甘さ、フルーティなオーク、干物やベーコン。後味は弱めの渋味とフルーティさが長く続く。余韻が長い!やっぱり一言でいうとマイルドなカリラ。あとなんかやたらと香りの成分が多い。これは買ってよかった。時間がたつと麦の香りも出てきた。あといわゆる蝋。クライヌリッシュのあれ。個人的には蝋よりハンドクリームみたいだと思うんだけど。

麦風味と蝋、やっぱり梅干しの香り。口に含むとハチミツと梨?みたいなフルーティさ。あと灰や煙。出汁風味も少し。複雑な味。

香りは麦、リンゴ、柑橘、控えめのピート。口に含むとリンゴと柑橘とハチミツ。あとほんの少しスパイシーさ。ピートはかなり柔らかいというか荒々しさがない感じ。カリラ+αという感じだが香りの成分が多くて飽きない。

香りは塩素、煙、レモンやグレープフルーツ、あと蜜と木材。味もだいたい同じだが今日は少し塩気を感じる。甘味も強い。飲んだあと鼻から息を吐くと梨の香り。後味に少しスパイス。うーん、うまい。もうちょっとお安くしてくれると気軽に買えるんですが。

うまいけど、すごく良くできてて間違いなく完成度は高いけど!ティーリングの方が好きだ。身も蓋もない。

昨日までと味の感じ方が変わった。香りはオークが強くなり、爽やかなフルーツと少しだけ乾いた木。味はリンゴの甘さと少し胡椒、あとクリーム。なんだこの変化っぷりは。カリラ感が薄まってきたな。といってクライヌリッシュ感が強くなったかというと???である。

今日は塩素と麦って感じ。飲む度に味が変わってるように感じる。


コンパスボックスの少し高めのシリーズ、フレイミングハート。5thは主にカリラとクライヌリッシュのヴァッティングだそうで。特にカリラは長期熟成の原酒も含まれているらしく、角がとれたというかまろやかな味わい。
全体的な雰囲気を一言で表すとマイルドなカリラというところ。そこにヴァッティングらしく他の原酒由来と思われるいろいろな香りの成分が現れる。
とてもうまかったし完成度が高いと感じたが、値段を考えるとリピートはないかな。値段を気にしない人はぜひどうぞ。