ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

トーモア16年

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トーモア16年
16年熟成 48%
2018年8月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りはシェリー樽熟成らしいレーズンが主体なんだけど、なんか変な匂いがする。溶けたプラスチックのような。口に含むと香りと同じくレーズン風味に加え、黒蜜と少し焦げた匂い、あとやっぱりちょっとだけプラスチックみたいな。ミントのようにスッとする感じもある。
これはシェリー樽系でも好きなタイプだ。プラスチックっぽく感じた要素はスパイスっぽくもある。変な感じ!(誉めてる)
プラスチック感がおさまって生の木っぽい香りを感じるようになってきた。割と普通のシェリー樽熟成な感じ。でもおいしい。微妙に度数が高め(48%)なのもポイント。


●以下飲み終わるまで
レーズンとミントと蜜。ちょっと花の香りも感じる。プラスチックっぽくもある変な匂いも悪くない。

ちょっと加水してみた。甘酸っぱい香りとオークの香りが強くなった。味の変化はそれほどでもないが、後味に樽由来っぽい渋味がある。


比較的マイナーな部類だと思われるトーモア。シェリー樽熟成の特徴が分かりやすいのに加え、独特のプラスチックのような匂いがある。
シェリシェリーしたやつでこれは!というものにあまり出会ったことがなく、シェリー系は好みではないと思っていた。が、単に好みに合うボトルを知らなかっただけだったようだ。
ちなみにフランス向けのボトルだったようで、ボトリングは2013年。6年間どこにいたんだろう。