インチマリン マディラウッドフィニッシュ
年数表記なし 46%
2019年4月購入
評価 ★★★
●開栓時
香りは甘酸っぱさとオーク、少し香ばしさ、乾いた木。口に含むとやはり甘酸っぱいフルーツとオーク、後味に少し渋味。インチマリン12年とは少し印象が違う。甘酸っぱさがマディラ樽の効果なのか？
少しだけカバランクラシックに通じる香りがある。時間がたつと12年で感じたハーブというか薬草みたいな感じも出てきたかも。
●以下飲み終わるまで
プラムみたいな甘酸っぱいフルーツとオークの香り。やっぱりカバランクラシックに似た香りが少しある。口に含むと甘酸っぱさとちょっとハーブ、あとオーク。ちょっとスーっとする香りもある。飲み込んだあとの口の中が干したプルーンだ！
開けたてと印象が変わった。ブドウというかレーズン風味が強い。あとオークとスパイスというかハーブ。後味にちょっと甘酸っぱいフルーツ。甘酸っぱさがいい。じっくり味わうとけっこう樽が強めで粉っぽさも感じる。が、やっばりなかなかいい。
甘さとちょっと植物というかハーブの感じ、あとオーク。後味にちょっと渋味。悪くはないのだが、12年の方が好きかな。もっと甘さが前に出てもいい。
ちょっとだけ加水するとまた少し違う印象になる。なんかちょっとブランデーみたいな香りがする。が、さらに加水したらバランスが崩れた。ハイボールもたぶんダメだなこれは。
ちょっと飽きてきた。香りはマディラ由来と思われる甘酸っぱさが好ましいのだが、対照的に味はあんまり甘くない。いわゆるドライな感じ。インチマリン12年にある不思議な甘味がほとんど感じられない。ハーブっぽさはあるのだが。
ロッホローモンド蒸留所のノンピートタイプの銘柄、インチマリンのマディラ樽フィニッシュ。前に飲んだインチマリン12年が非常に好みだったので他のボトルも試したくて購入した。
マディラ樽の香りは好ましいのだが、インチマリン12年にあったフルーティで変な（褒め言葉）甘さは弱め。ドライさばかり感じて飲み進めるうちに飽きてしまった。個人的に残念感が残るボトルとなった。
