ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

バランタイン17年

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バランタイン17年
17年熟成 40%
2019年2月購入
評価★★★★


●開栓時
香りはオークと少し酸味のある果物。口に含むとシロップっぽい甘さとオーク。引っ掛かりなく染み込む感じ。後味が少しスパイスっぽいかも。アルコール感が少なく適度に甘くて飲みやすい。
前に飲んだバランタインから出たグレンバーギー15年と同じ特徴を強く感じる。ピートは全然感じない。飲んだあと鼻から息をはくとミルクキャラメルっぽい香りも少し。
ちなみにコルクじゃなくてスクリューキャップだった。


●以下飲み終わるまで
すごくスムーズというか、ストレスなく飲み進められる。強烈にうまい!って感じではないがずっと飲んでいられるような。グレンリベット18年を飲んだときも同じように感じた。味の系統は違うけど。

甘い花とオーク、穀物と少しバニラの香り。口に含むと梨とオーク、あとクリームかバターみたいな風味も少し。後味がほんの少しだけスパイシー。

ただ、後味にほんの少しだけピートっぽさが感じられるような気がする。どこの蒸留所由来なのか。

杏とか桃みたいな甘酸っぱい香りもしてきた。感じる香りの数が多い。この甘酸っぱさは前に飲んだグレングラント12年にも似てるような気がする。

ハイボールにしてみたところ、ミルトンダフの要素もある気がする。バランタインから出てるミルトンダフ15年っぽい。甘さとほんの少しのスパイシーさ、ふわっと樽の香り。


ド定番のブレンデッド。とにかく飲みやすい。The Scotchなんて呼ばれたりもしたようだが、少なくとも現行品はスコッチの特徴であるピートはほとんど感じられない。並行品だと結構安いのでスコッチを最初に飲むならこのあたりから始めるといいかも。不味いと思う人はあんまりいないんじゃないかなあ。