ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

キルホーマン マキヤーベイ

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キルホーマン マキヤーベイ
年数表記なし 46%
2019年9月購入
評価 ★★★★★


●開栓時
香りはベーコン、塩素、レモン。味はレモンというかはちみつレモン。アルコール感は少ない。後味は煙、燻製。ピートは強いがさわやかさがある。
色はかなり薄く、金色。味は熟成感があまりなく若いんだとは思うが、嫌な要素は少ない。ラガヴーリン8年は若いというか激しくて飲み疲れたが、こいつはどうだろう。
飲み進めても若さからくるキツさみたいなものがあまりない。樽もそんなに効いてる訳ではないので蒸留に特徴があるのか?
今まで飲んだものの中で似てるのはカリラだが、それよりだいぶ軽い。その代わりピートは強い。煙というか燻製っぽい。塩素臭がアクセントになっている。
これはバーボン樽主体だから好みに合ってるのかな。でも樽の感じは弱めなんだけど。シェリー樽メインだとまた違うのかな?


●以下飲み終わるまで
香りをじっくり嗅ぐとオークも感じる。ピートは燻製と塩素。 あとはやっぱりハチミツとレモンだなあ。時間がたつと麦と梨の風味も出てきた。

香りはレモン、グレープフルーツの奥にほんの少しオークと乾いた草。味はやはりグレープフルーツとハチミツ。後味は強い煙。今日は燻製っぽさはあまり感じないかな。この強烈な甘さはどこからくるのか。たぶんピートで引き出されていると思う。

ちょっとだけ加水してみたら甘さが引っ込んでピートが強調される。これはこれで悪くない。 飲み進めると麦の香りも強くなってきた。うまいなあ。ピートが強いだけじゃない。飲みやすいウイスキーではないが、なぜか後を引くので飲みすぎる。
時間がたったら微妙にレンコンみたいな香りがする!なんだこれは。


ピートが効いた若いアイラ。期待を大きく上回る完成度でバーボン樽熟成のアイラモルトが好きなら買って損はない。熟成感はあまりなく樽も弱いので長期熟成ものとは別物として楽しめる人には特にオススメ。