ボトル一本飲みウイスキーレビュー

スコッチを中心にバーボン、アイリッシュ、たまにラムも

ラフロイグ アンカンモア

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ラフロイグ アンカンモア
年数表記なし 48%
2019年5月購入
評価 ★★★★★★


●開栓時
香りは磯の潮、消毒薬、生木、柑橘類。味はシロップ漬けの梨、柑橘、消毒薬。消毒薬っぽいピートの感じは10年と同じだが、甘さが強い!これはうまいぞ!
過去に飲んだラフロイグ10年のテイスティングのメモを見てみると、潮の感じはあまりなくナッツを感じていたようだ。アンカンモアはナッツの香りはあまり感じない。
オークの香りもほんのりする。さらに後味に煙というか薫製の香り。なんかちょっとクローブの香りもある。48%なんだがアルコールの刺激はない。
これはうまい。すべての要素が好み。濃厚な甘さと強いピート、クローブっぽいスパイスとほんのりオーク。アードベッグアンオーといい勝負だ。アンオーの方がマイルドかな。
飲み進めると麦の香りも強くなってきた。

●以下飲み終わるまで
昨日と比べて麦の香りが強くなった気がする。柑橘とシロップ、消毒薬と麦とオーク。ちょっとだけバニラ。

久しぶりに飲んでみたら蜜とリンゴ、煙と潮、スパイス。滑らかで爽やかで甘くて、でもピートは強い。いいよねこれ。


ラフロイグの免税店向けのボトル。海に近い熟成庫で熟成されたみたいな謳い文句だが、海に近いから潮の香りがするってのは眉唾だと思ってる。海に近いところで採掘したピートの影響じゃないのかな。
それはさておき、シェリー樽による後熟の影響がいい方向に作用したいいボトルだと思う。オフィシャル10年を強烈に甘くしたような感じだがクローブのようなスパイス感もあり複雑で飽きない。最後まで飽きずに飲みきれた、