コロナウイルスの影響で外で飲む機会も減った今日この頃、家で飲む機会が増えたんじゃないでしょうか。人々の活動全般に自粛が求められ、経済的な影響を受けた方も多いと思います。そこで家で飲むのに最適な、コストパフォーマンスが高いボトルを挙げてみます。ウイスキー初心者にもオススメです。
●紹介の前に
ウイスキーに関しては味と値段の相関はそれなりにあります。要は安くてうまいものはあまりないです。（全くないとは言ってない。そして高いものが全てうまいわけでもない。）なので一定のレベルを求めるならあまり安いものは避けた方が無難です。
また下記のボトルは基本的にストレートで飲むことを想定しています。
◎4000～5000円前後
この価格帯だとアルコール量あたりの値段は缶ビールとだいたい同じぐらいです。ぐびぐびいけますね。
●インチマリン12年
まずはスコッチ部門のトップから。ハイランドのロッホローモンド蒸留所のシングルモルトです。ピートの香りは感じられず、フルーティで甘さも強い。さらにほんのりハーブのような香りもあり、個性を感じられます。入手性はさほどよくありませんが、ネットショップなら買えると思います。
●ウッドフォードリザーブ
次はバーボン部門のトップ。メイプルシロップの甘さとベリーのような甘酸っぱさがあり、後味に少しクローブのようなスパイスの風味もあります。とにかく飲みやすいのでウイスキーを飲み慣れていない人にオススメ。
●タリスカー10年
少しだけクセがあるスコッチ。甘くフルーティな香りと共に少し煙臭いピートの香りがするウイスキーです。後味は胡椒っぽいといわれるスパイシーな風味が広がります。ピートの香りがダメな人もいるので飲む人を選びますが、4000円を切る価格でこの味は驚異的。ハイボールも良いです。
●ベイカーズ
今度はバーボン。50%を越えるアルコール度数なのでウイスキーを飲み慣れた人にオススメ。ベリーの甘酸っぱさとオーク（樽）の風味があり、度数の高さからパンチが強いです。割っても香りが負けないのでハイボールもおいしいです。
◎6000～7000円前後
このあたりになると少し選択肢が広がってきます。
●クライヌリッシュ14年
まずはスコッチ。ハイランドのシングルモルトです。濃厚な甘さとワクシーと評される蝋のような独特の香り。アルコールのきつさはほとんど感じず飲みやすいのに香りと味は濃厚で飲みごたえがあります。かなり定番のボトルなので飲んだことがない方は一本買ってみては？（写真が見つからなかった・・・）
●ワイルドターキー13年
次はバーボン。日本でも有名なワイルドターキーの長期熟成ボトルです。キャラメルやバターのような乳製品っぽさ、バニラの香り、ベリーのような甘酸っぱさ、さらに強い甘さがあります。渋味や苦味が少なく飲みやすいです。個人的にとても好きなバーボンです。
●アードベッグ アンオー
スコットランドはアイラ島のシングルモルトです。ピートに由来する煙臭さとクレオソート、グレープフルーツや梨のようなフルーツの香り、さらにシェリー樽熟成によるレーズンの風味もあります。この価格帯ではなかなかない複雑さがあり、ピートが苦手でなければかなりオススメ。
●ラガヴーリン16年
こちらもアイラ島のシングルモルト。アイラモルトらしくピートは強いです。それに加えて魚介の出汁の風味や甘さもあり、インパクトがありつつ複雑な味わいです。ド定番ですがやはりうまいです。（写真が見つからず）
●スキャパ スキレン
スコットランドのオークニー諸島のシングルモルトです。柑橘系の爽やかな香りとバニラ、蜜の甘さがあり、飲みやすく飽きがこない味わいです。ハイボールもなかなか。（これも写真が見つからず）
もう少し挙げることもできますが、きりがないのでとりあえずここまでで。
ちなみにもう少し高いレンジになるととんがっているボトルが増えてくる印象で、そういったボトルは好きな人には刺さりますがそうでない人にはイマイチとなりやすい気がします。自分の好みがわかってきてから手を出した方が良いと思います。
他にもいいボトルがあったら教えてください。
