ラガヴーリン8年
8年熟成 48%
2018年12月購入
評価 ★★★★
●開栓時
16年に比べて色が薄い!香りは爽やかな柑橘の中にピート。前に飲んだカリラ12年に似ている。
味もカリラっぽい。グレープフルーツっぽい甘味の後にしっかりピート。16年で感じられる出汁風味もほのかに感じる。樽の香りは16年と比較するとだいぶ弱い。
若干若いというか荒さがある気もするが、これはこれで美味しい。カリラ12年ほど甘くはないが、すっきりしてて飲みやすい。
●以下飲み終わるまで
カリラと似てると思ったけど、甘味の感じが少し違うな。カリラはグレープフルーツみたいな感じだったけど、ラガヴーリン8年は洋梨のような風味がある。
香りはピートが強いが、口に入れるとさほどでもない。味は洋梨のシロップ漬けみたいな感じ。後味に少しピリッとした刺激。
ロックにしてみるとピートの激しさが抑えられて甘みが強調される。あととうもろこしみたいな穀物っぽい香りがする。
少量の加水も良い。アルコールのキツさが和らいで甘味を感じやすくなる。でもカリラ12年の方が好きだなあ。
最近レギュラーラインナップに入ったラガヴーリンのオフィシャル短熟。元々あった16年とは共通する要素がないことはないものの、方向性はだいぶ違う。出汁風味は少なく、樽の香りも弱い。爽やかさとピートの勢いで飲んでくれっていう感じ。16年が好きな人(つまり俺)が飲むとコレジャナイ感が半端ない。
最終的にはうまいんだけどこの方向性ならカリラ12年でよくない?っていう結論に落ち着いた。